コーヒーの歴史!なぜ世界中に広まったのか?
コーヒーは世界中で広く愛される飲み物ですが、その歴史は数世紀にわたって進化してきました。
なぜこんなにも定着したのでしょうか?
これからコーヒーの起源から現代までの歴史的な道のりをたどりながら、その普及や文化への影響について詳しく記述していきます。
コーヒーの歴史について
●コーヒの歴史はエチオピアからはじまった
コーヒーはエチオピアの高地で生まれました。
伝説によれば、9世紀のある羊飼いのカルディがコーヒーの赤い実を発見し、その刺激的な効果に気付いたことがコーヒーの始まりとされています。
この神秘的な起源から、コーヒーはアラビア半島や中東地域に広まりました。
●アラビアでのコーヒーの隆盛
アラビア半島でコーヒーの栽培と消費が広まり、コーヒーは宗教的な飲み物として重要な役割を果たすようになります。
イスラム教の僧侶がカルディの赤い実の効果に感激し広まったとの言い伝えもあり、アラビア人はコーヒーを飲むことで覚醒し、集中力を高めることができると信じ、コーヒーハウスは知識の交流の場として栄えました。
●コーヒーのヨーロッパへの進出
15世紀末、ヨーロッパにコーヒーは流通していなかったため「悪魔の飲み物」とまでいわれていました。
ローマ教皇クレメンス8世はコーヒーを裁判にかけるべく味見したところ、香りと味に魅了され、キリスト教にもコーヒーが承認され広まったとされています。
当初は医療目的で使われたコーヒーは、やがて社交の一翼を担う飲み物として広まりました。
コーヒーハウスはヨーロッパの都市で知識人や芸術家たちの集まる場となり、啓蒙時代の思想の温床となりました。
●コーヒーの新大陸への渡航
17世紀になると、コーヒーは新大陸へと広まりました。
ヨーロッパから北アメリカにコーヒーが持ち込まれ、やがて南アメリカのブラジルを中心にコーヒーのプランテーションが作られ、コーヒーは世界の主要な輸出品となりました。
この頃にコーヒーの焙煎技術が向上し、焙煎機が開発され、保存方法なども進化します。
コーヒーの需要は急速に拡大し、コーヒー産業は世界経済の一角を占めるようになりました。
●日本への普及
ついにコーヒーは日本にも到来します。
18世紀に長崎の出島にオランダ人がコーヒー持ち込んだといわれ、日本へのコーヒー輸入がはじまります。
医療の場で効果があると活躍し、コーヒーハウスも誕生しました。
●現代のコーヒーカルチャーの形成
20世紀に入ると、コーヒーはますます一般的な飲み物となり、多くの人々の生活に欠かせない存在となりました。
コーヒーチェーン店の台頭や家庭でのコーヒーメーカーの普及により、コーヒーの消費が大幅に増加し、様々なコーヒーの抽出方法や淹れ方、コーヒーアートなど、コーヒーカルチャーは多様化するようになります。
カプセル式コーヒーメーカーはコーヒー文化の集大成
長い歴史をかけて人々が形成してきたコーヒーは現代はどんな人でも気軽に飲めるものへと変化しました。
「ドリップポッド」のコーヒーメーカーはサブスクで毎月新鮮なコーヒーが届き、カプセルをセットしボタンを押すだけで簡単に美味しい一杯を飲むことができます。
しかも、毎月48杯セットのバラエティー豊かな飲み比べ付きなのが嬉しいですね。
まとめ
今回はコーヒーの歴史について簡単にご紹介してきました。
エチオピアからはじまったコーヒー文化が現代世界中で愛される飲み物になるまでいろんな出来事があったのがお分かりいただけたかと思います。
それがボタン一つで飲めるようになったのは感動的です。
これからも愛され続ける飲み物になることでしょう。